U-10 FE CUP

U-10 第115回 FEカップ

2015年9月19~20日 

@奈良県奈良市  ボスコヴィラ大和高原(宿泊:同ホテル)

 

1日目 予選リーグ

①0-9 HEATFC

②0-2 アルテリーヴォ湯浅

③5-2 LEGAME(フレンドリーマッチ):しんゆう×5

 

2日目 3位リーグ

④0-6 花山SSS

⑤0-9 LEGAME

⑥0-9 大住SSS

 

1勝5敗

 


気持ちのいい秋晴れの下、U-10カテゴリーとしては、初めての宿泊遠征。

集合時にわくわくしている子供達が微笑ましかった。

試合内容、結果は芳しくなかったが、仲間たちとの絆を深めること、

グランド以外での礼節を学ぶことができたのではないかと考える。

 

 

 

■総評

相手の方が全ての面で一枚上手、苦しい試合ばかりであった。

前回からの指摘事項が改善されないため、守備が安定せず大量失点となった。

守備が安定しないため、攻撃の組み立ても行われず、ボールを持つ時間も短かった。

コーチとして「激」を飛ばし続けたが、結果に繋がらず残念であった。

子供達の悔しい気持ちも強く感じられた。

 

 

【○】良かった点

・声がよく出ていた。

  「サンキュー」以外にも、稀にポジション等仲間へ指示が出せていた。

   今までに無かったことなので、自信を持って皆がたくさんできるようになってほしい。

   また、他チーム、宿泊先でのあいさつがしっかりとできていた。

 

・攻撃選手が自陣まで戻り、守備をすることが多かった。

  攻めっぱなしということが無く、仲間(DF)を助けるという意識が見えた。

 

・守備選手は、相手選手にフィジカル、テクニックで劣り、絶えず苦しい中でのプレーであったが、

 最後まで本当に頑張ってプレーをしていた。

 

 

【×】気になった点

・前回指摘事項が改善される兆しがない。(クリアー、簡単に抜かれる、ハイボール処理)

  ※できる、できないではなく、やろうとしている姿勢が見えない。

  故に、相手の同じプレーに対し、同じミスを繰り返す。

  なぜ、ミスしたのかを考え、自分なりに修正を行うことが必要。

 

 

・コーチに対して質問が無いこと。(一番危惧している)

  コーチの話、本当に理解している?どこまで理解している?間違った理解をしていない?

  教えに対する、例外点などを指摘してほしい、質問から子供達の理解度を知ることができる。

  また、言われたことの本旨を理解してほしい。そうすれば個々の指示が繋がり、より深い理解となる。

  これは、サッカーだけではなく、勉強、生活、全てに言えること。

 

 

■寸評 (番号順)

◇80:ムードメーカー。夜も元気だったね!  

◇82:いつもより走れてた。グリーンカードももらったね!野菜も食べよう!

◇83:チームNo.1のお利口さん!怒ってる姿を見たことが無いけど、試合中に見たいな!

◇84:GK上手くてびっくり!今大会一番の収穫!

◇85:ミーティング中に泣き出す。悔しかったんだね!その気持ちが大事!

◇88:ちゃんと守備をしていた!お風呂で泳いではいけません!

◇91:教えたことが少しづつできるようになったね!もっとごはんを食べよう!

◇92:チーム一熱い男!今大会も健在!グリーンカードももらったね!くつひもをしっかり結ぼう!

◇95:右サイドは忙しかったけど頑張ってた!オーバーラップも面白い!グリーンカードももらったね!

      指摘される前に、部屋のスリッパを並べていたのには本当に驚いた!コーチの部屋は・・・

 

※グリーンカード:フェアプレーを行った選手に審判から渡されるカード。

 

 

■その他

夜のミーティングでは、2つのテーマを出し、全員に発言をしてもらった。

 

①「今日の反省点は?明日はそれをどうする?」

同様に、2日目には試合前に子供達だけでミーティングをさせ、

次の試合何を行うかを子供達だけで決めさせた。

自分(自分達)で考えることが大事。

 

②「仲間に対し、今日一番感謝したい人は?」

仲間に対し感謝の気持ちを持つこと、それを伝えることが大事。

仲間を感謝すること、仲間から感謝されることを知り、

仲間を労わること、自分に何ができるか(役割、責任)を自覚、実現し、自尊心を持ってほしい。

今後はもっとサッカーノートを活用し、できるようになったこと、できないことを管理すること、仲間への一言を忘れずに記載してほしい。

 

 

■コーチ所感

(今後は私の主観が強い文章は、「です、ます」調で記載。)

 

結果については上述の通り、コーチとしての責任も感じております。

しかし、大過なく遠征を終えられたこと(けが人、病人:0)、試合外に子供達が

本当に楽しそうに遊んだり、騒いでいる姿は、微笑ましく一父兄として行かせて

良かったなとも感じております。

 

また、子供達の中には、U-11遠征に帯同したことがある子もおり、95のように下駄箱に靴を入れ、

スリッパを出し、並べていたことに関しては、その際に学んだことを実践したんだと思われます。

(お父様より、普段ご家庭ではされていないと お聞きしました。)

家庭ではともかく、親の目が届かないところでは、礼節を守った行動を心がけてほしいというのが親心。

遠征を通じ、学び、実践できるということは、素晴らしいことですし、私も嬉しいです。

 

しかし、各集合時にガード等を忘れている、トイレに行けてなく円滑に集合できない、

食事の際、いつまでもだらだらと食べているなど、やるべきことがたくさんあります。

遠征、合宿の予定は当面ありませんが、次回、何人の子供達ができるかな?

いずれ高学年となりますが、先輩として恥ずかしくない人間に成長してほしいです。

 

 

※ご父兄の皆さまへ

本遠征にかかり、配車、現地対応のご支援を賜り誠にありがとうございました。

加えて、結果が伴わない状況、ご家庭の負担が大きい遠征参加にご理解頂き

重ね重ね感謝致します。